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掲載日:2019.09.05

高校生留学サポートプログラム 報告書

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校 獣医・理数コース2年 中田 小杜葉


私は7月9日から24日の2週間、カナダのアルバータ州、エドモントンに語学研修に行ってきました。平日は毎日4時間ほどアルバータ大学のESLで授業を受け、休日はカナディアンロッキーツアーなどのエクスカーションに出かけたりしました。カナダで実際に使われている英語を聞き、人に尋ねる時も英語を使うことは、私にとって大変貴重な経験になりました。

今回の短期留学は、とわの森三愛高校からは一人で参加することになっていたので、まず千歳空港から成田まで行き、そこで別の高校の皆さんと合流しました。初対面の人ばかりの中に入ることを考えると、行く前は楽しみより不安が上回っていて、2週間のうちに仲良くなれるのかとても心配でした。合流した当初は、なかなか打ちとけられずにいましたが、最終日までには仲良くなって冗談を言い合えるような友達もできました。

短期留学をするにあたって、私は成し遂げたいことを3つ決めていました。

1つ目はコミュニケーション能力の向上です。私は人とコミュニケーションをとるのが得意な方ではなく、自分から話しかけるということがあまりありませんでした。ですが、他校の生徒さんたちと交流したり、先生と話したり、お店で店員さんと話したりと、たくさん自分から質問する機会があったことで、少しずつ苦手意識を克服していくようにしました。ESL(英語)の授業では、先生が簡単な英語で話してくれたので聞き取りやすく、リスニングで苦労することは少なかったものの、スピーキングに関しては「自分から積極的に英語を使うように」とのアドバイスを受けました。カナダでは現地の人との会話は、もちろん英語でなければ通じません。始めは自分の英語に自信がなく、話しかけることをためらっていましたが、せっかくの機会を無駄にはしたくなかったので、積極的に英語で話しかけてみることにしました。私が言葉に詰まっていると、簡単な英語で聞き直してくれたり、こちらの拙い英語も最後までゆっくり聞いてくれたり、カナダの人はとてもやさしかったです。そのような経験が私に自信をつけさせてくれて、もっとコミュニケーションをとっていこうと思うようになり、自分から進んでお店に行って、少しでも多く英語を使って会話をしようという気持ちになりました。私はカナダの人たちの優しさを感じたから、もっと話してみたいと思えるようになったのかなと思います。これからも積極的に人に話しかけてみたり、英語を使って世界の人と交流をしていきたいです。

2つ目は将来の夢について明確にすることです。私は小さいころから獣医師になりたいと思っていました。特に興味を持っているのは動物園の獣医師です。滞在中に、念願であったエドモントン動物園に行く機会を頂き、動物の観察だけでなく、展示方法やどういう活動をしているのかなども見てくることができました。さすがはカナダ、展示スペースは広く、次の動物に会うまでの道が長かったことが印象的でした。ゾウが園内を散歩していたところもすごかったです。カナダの動物園を訪れる経験などは、めったにできないので、勇気を出して飼育員さんに質問もしてみました。すると、飼育に対する姿勢や考え方など丁寧に答えてくださり、カナダではそんな風に考えているのだな、と感じました。また別の日には、現地コーディネーターの方に案内してもらい、犬や猫の保護施設を訪れることもできました。日本の施設との違いなど目の当たりにし、係の方からお話をきくことができました。今回動物園に行くことができ、質問もできたことで、さらに動物園で働きたいという気持ちが強まりました。そして獣医師として海外で働きたいという新しい目標もできました。

3つ目はカナダの大自然を感じることです。行程の最初の週末にカナディアンロッキーツアーがありました。5時間ほどのバス移動の後、初めてカナディアンロッキーの大自然を見ました。幸い晴れていてどこを見ても大迫力の山々が連なっていました。また2日目にはレイク・ルイーズとモレーンレイクに行きました。どちらも言葉では表すことができないほどきれいな湖でした。レイク・ルイーズではカヌー体験もしました。青い湖と大きな山がとても合っていて、絵になる美しさに「すごい」の一言しか出ませんでした。このカナダの大自然は日本では見ることができない「訪れる価値のある場所」だと思います。いつか必ずまた見に行きたいです。

私は初めて、2週間もの期間を、カナダという外国の地で過ごしました。滞在中は、とても刺激が多く、吸収するものがたくさんありました。カナダでの生活は、私が想像していた以上の充実感がありました。もともと公共交通機関の少ない場所で生まれ育った私は、高校生になるまでに一人でバスや電車に乗ったことが数えるほどしかありませんでした。そんな私が、海外で、一人でバスを乗り継いでショッピングモールに行ったり、LRT(電車)に乗って通学したり、目的のために自分から考えて動くといった経験をし、自主性と行動力がついたことを実感します。この研修を通して、人と英語で会話をし、絶景を堪能し、自分の将来について考えることができました。そして、さらに目標にむけて頑張ろうという気持ちも強くなりました。

高校生の間にこのような素晴らしい機会を与えて頂き、また色々な面からサポートをして頂き、本当に感謝しています。先生方や関係者全ての方々のおかげで、かけがえのない大切な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。これからもこの語学研修で得たものを忘れずに、もう一度カナダに行ける日を夢見て頑張ります!

カナディアンロッキーの大自然

絵のようなモレーンレイク

ルーシーのお散歩



ELSの教室

エドモントン動物園の広大な大地



カナディアンロッキーにて。左が中田さん。

レイク・ルイーズの絶景













北海道アルバータ酪農科学技術交流協会(2019.09.05)|お知らせ

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